Postfix概要
Postfixは高性能なMTA(メール配送エージェント)をより簡単で安全に利用することを目的に開発されたOSS(Open Source Softwear)です。
1998年の登場以来、多くのユーザーが使用しており、多くのLinuxディストリビューションやUNIXプラットフォームなどで、標準MTAとして採用されています。
従来からSendmailがMTAとして広く利用されています。Sendmailは柔軟な設定と豊富な機能を特徴とする一方で、構造の複雑さや設定パラメータの複雑さからセキュリティーホールが多く報告されてきました。
Sendmailの問題点から、PostfixはMTAの役割ごとにシンプルなプロセスを持ち、処理にあてるように設計されています。それぞれのプロセスに付与する権限を最低限にすることで、攻撃をされても被害を最低限のプロセス単位で防ぎ、システム全体に影響が及ぶことを回避することができます。
現在でも、MTAのデファクトスタンダードはSendmailとなっており、Sendmailの操作・運用管理になれたシステム管理者が多いため、Sendmailとの互換性が求められています。
Postfixはその点で優れており、aliasesや.forwardファイルなどはそのまま使用でき、Sendmailを運用している場合でもPostfixへの移行は非常に容易です。
CGIやPHPを利用してのWebアプリケーションやメール送信フォームなどでsendmailコマンドを使用している場合でもPostfixにおいて代替sendmailコマンドを使用することでそのままメール送信することが可能です。
Ver2.3からMilter API(Mail Filter API)をサポートしているため、SPAMや迷惑メールのメールフィルターとして、Milter APIに対応したアンチスパムソフトウェアなどを使用することができます。
